2004年06月09日

精神科デイケアとは?

私の勤務先がいったいどんな所なのかってことを、福祉・医療と関係ない人にも興味を持ってもらえればなーと思い書いてみる。但し抜粋(苦笑)。
【岡上和雄・新保祐元・寺谷隆子編集
『精神保健福祉士の基礎知識 下』 中央法規 1998】

現在売られている本は第2版かな・・・私が持っている本は自分が受験した当時に出ていたものなのでよくわかりません。

集団援助技術の実際という項目で「精神科デイケアについて」というトピックがあったからちょっと読んでみた。

精神科デイケアとは
入院治療が24時間医療スタッフの保護のもとにおかれ、社会生活の中断を余儀なくされるのに対し、デイケアは地域生活を中断することなく、昼間(デイ)の一定の時間に限り、治療の場に出向いて受ける治療と言える。
※斜線は本からの抜粋

前職がこの前者の「入院治療の場」で、今度は後者。
スタッフ側は家での患者さんの様子を知りません。
(私が現在勤務している所は訪問もやっているので、訪問でわかることもあるし、あとは患者さんの話を聞きながら想像したり・・・。)

その昔(1960年代〜70年代ぐらいか?!)の日本では精神障害者に対する隔離収容対策が行われていたのね。
いやーな話だが「危険因子」扱いされていたようだ。
そのため日本中あちこちに精神病院が作られたのだ。
日本人の特質でもある気がするけど、変わった人ははじかれちゃう的発想かなぁ。
今でも精神障害者が事件を起こすたびにニュースなどでわざわざ「精神科通院中」なんて言ったりすることがあるけど、まさにそれ。
精神科通院中の人が必ずしも事件を起こすわけではないし、私が出会った精神障害者と言われる人たちはおとなしい・・・いや、おとなしすぎて社会適応のためにトレーニングが必要なんじゃないか?って人がほとんど。
(もちろん個々の性格の違いなどはあるよ。)


今日はデイケアの話なので話を元に戻そう。
現在は

ベッド数削減を進める政策・閉鎖的長期入院治療への批判・地域ケア推進・人権思想の台頭などの社会動向の影響も受けて、デイケアは普及してきている。

診療報酬っていう各治療などを点数化したものがあって、病院はこれに応じて収入を得ることができるんだけど、この診療報酬も時々改定されるのね。
時代の流れに合わせてってことで。
例えば昔はよく行われていた電気痙攣療法(わかりやすく言えば電気ショック)の診療報酬点数は、当時に比べるとかなり下がっているはず。
(私は診療報酬のことがまるでわかっていないので、前職の時も医事課に聞きまくりでした・・・。)
それに対しデイケアについてはこの点数も上がってきているはず・・・。
(「はず」って辺りが自分もよくわかっていない。ただもう変わっちゃったのかどうかわからない。週6日通っても5日分しか報酬が取れなくなったとか何とかって話も聞きます。)
調べてないのに書くなって感じですが、知っている方いたら教えてください(苦笑)。
ただこの報酬を取るにもスタッフ配置の条件があって、その中に含まれている資格職として私のような精神保健福祉士(PSW)がいるわけです。
他には看護士・作業療法士・臨床心理技術者だね。


患者さんがなぜデイケアを利用するかってことを、この本の著者は実際デイケア利用している人に聞いてみたようです。
そこに書かれているのが

医療や生活の様々な相談
仕事につく準備をする
同じ悩みをもつ人と話し合う
スポーツを楽しみ、体力をつける
規則正しい生活習慣をつける
家でこもりがちなのを避ける
ほっと一息つき、安らぐための場をもつ
暇つぶしをする
対人関係を広げる
新しい経験をする
など、治療と生活と活動の場としてとらえている面が強い。

ってことです。

私は大学生時代の実習でデイケアや作業所にも行かせてもらったんだけど(基本は病院内相談室と通所授産施設だったんだけど、同じ病院内・法人内にある施設でも1日実習をさせてもらったのね)、その時すごく「うらやましー」と感じたの。
ここに行けば仲間に会えるって環境があることにうらやましさを感じたんだけど、患者さん・メンバーさんたちはその人間関係作りがすごく苦手なので、こういう場で人と接することに少しずつ慣れていく必要があるんだよね。
疲れ方もハンパじゃないみたいだし・・・。
私たちスタッフはそのお手伝いをちょこっとしているというイメージです。

デイケアの中で行われているプログラムについてはこれから少しずつ日記に出てくると思われるのでここでは省略。
長くなっちゃったしね(^_^;)
posted by Sally at 15:44| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
精神科デイケアとは?: No Name
Posted by tiffany ピアス at 2013年07月21日 01:10
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